いられな

の部屋で、大地がぞっとするような怒気を孕んで誠一に詰め寄っていた。基本的には人当たりのいい彼も、美咲のこととなれば我を忘れる。その迫力に圧倒されてか、誠一はじりじ嬰兒椅りと壁際まで追いつめられてしまい、間近に迫った大地の顔を見て表情を引きつらせている。  そんな二人の様子を、悠人は椅子に座ったまま無言で眺めていた。  警察庁に出勤した誠一が帰ってきたのは、夜六時をまわった頃だった。 …

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